県内外の高校生、留学生が集う「第2回国際サマースクールIN立山・黒部・有峰」が7日開幕した。富山市の富山国際会議場で開校式と、ノーベル物理学賞を受けた東京大学名誉教授の小柴昌俊氏、国際基督教大学大学院教授の村上陽一郎氏の記念講演などがあった。10日まで4日間にわたり、宇宙や自然、文化など幅広いテーマを学び、大自然の中、未来や夢を語って友情を結び合う。北日本新聞社、北日本放送、県、県教委と県内35市町村でつくる県高校生国際サマースクール実行委員会主催。
開校式は高岡商業高校のファンファーレでスタート。会場には4日間通しで参加する262人と、この日だけの参加者合わせて約750人が詰め掛けた。実行委会長の梅沢北日本新聞社長が「サマースクールでの貴重な経験を生かし、国際社会に貢献する人間として大きくはばたいてほしい」とあいさつ。名誉会長の中沖知事が「人と自然との共生、生命の根元を考え、未来に向けたみずみずしいメッセージを発信してもらいたい」と歓迎の言葉を述べた。
実行委副会長の横山哲夫北日本放送社長をはじめ、来賓の大野久芳県議会教育警務常任委員長、県町村会長の魚津朝日町長、福岡県教育長、大辻立山町長、松田富山市収入役が出席した。
記念講演した小柴氏は素粒子と宇宙について語り、超新星から出たニュートリノの観測に成功した経緯などを紹介。「ニュートリノ天文学は生まれたばかり。ここにいる人が将来、発展させてほしい」と期待した。
村上氏は科学の歴史を振り返った。原子の研究が原子爆弾のきっかけになったことなどを話し、「科学は世界中の命にかかわる、大きな力を持つことを忘れないでほしい」と将来の科学者らにメッセージを送った。
分科会では国際ラリーライダーの山村レイコ氏、県立大学教授の岡田敏美氏、富山市出身で映画監督の本木克英氏、エッセイストで登山家の佐伯邦夫氏が講師を務めた。自分を信じ、目標に向かう講師陣の生き方に、参加者は真剣な表情で聴き入った。
夕方からは、立山町の国立立山少年自然の家に舞台を移し、県ナチュラリスト協会の泉治夫会長と志村幸光副会長が立山の歴史、自然観察のマナーを講義。グループミーティングを行い、講演や分科会で感じたことを話し合った。
8日は有峰、黒部峡谷、五箇山・国宝瑞龍寺の3コースに分かれて野外セミナーを行い、夜は歓迎交流会がある。
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