富山大 富山医薬大 高岡短大 県内3大学 再編統合へ <<前へ >>連載目次 >次へ
小沢富山大学長が辞任表明 09/08, 2001
 富山大の小沢浩学長は七日、同大臨時評議会で十月末での辞任を表明し了承された。人文学部の入試合否判定ミス問題で、ミス発生時の人文学部長だったことなどから責任を追及する声が同学部を除く四学部から相次ぎ、今後の大学運営が困難になったと判断した。同大は週明けから、次期学長の選考作業に入る。

 小沢学長は評議会後の記者会見で、辞任の理由を「やむを得ない学内事情が発生したためだ」と説明、入試合否判定ミス問題の引責辞任ではないことを強調した。その上で「本意ではないが、結局は私の力が及ばなかったからだと思う。新たな学長の下で、全学が力を合わせて(富山医薬大、高岡短大との)再編統合を達成することを祈るばかりだ」と話した。

 入試ミス問題で、小沢学長がことし二月にミスを知りながら六月まで公表しなかったことなどから、人文学部以外の四学部を中心に学内の批判が根強かった。今月三日に開かれた同問題の全学説明会で教員から辞任を求める声が相次ぎ、六日夜には教育、経済、工、理学部の四学部長が学長室を訪れ「再編統合の方針には賛成だが、現体制では難しい」と辞任を求めた。学内での求心力がほとんどなくなり、学長として大学運営ができないと判断した。

 小沢学長はことし六月十三日に就任し、任期は平成十七年六月の予定だった。学長職を退くのに伴い、人文学部教授も辞職する。鈴木孝志副学長は「小沢学長が辞任されるまでは副学長でいる」としたが、佐々木和男副学長は十日にも辞表を提出する。

 新学長を決める選挙の日程は、十一日に開く臨時評議会で決める。十月に選挙を行い、十一月一日から新執行部になる見込み。

再編統合問題に影響 09/08, 2001
 小沢学長の辞意表明は富山医薬大(高久晃学長)、高岡短大(蝋山昌一学長)との再編統合問題に影響を与えるのは必至だ。辞任の時期を再編統合を目指す平成十五年度の概算要求から逆算した、基本構想をまとめ終わる予定の十月末としたものの、自身も「(影響が)ないと言えばうそになる」と述べた。

 三大・短大の再編統合は、三学長の合意を基に進められ、文部科学省、中沖知事にも三学長で報告していた。富山大では学長間合意は維持されるとしているが、三学長はこれまで数回話し合いを重ねており、「積み上げてきた内容が振り出しに戻る可能性もある」と指摘する関係者もいる。

 小沢学長は評議会終了後、高久、蝋山両学長に電話で辞意を伝えた。再編統合の方針についてまだ学内合意ができていない富山医薬大は、富山大の次期学長がだれになるかを見ながら検討することになる。高久学長は「今はまず、学内のことを考えるしかない。機関決定に向け、今後も努力したい」と述べるにとどまった。

 蝋山学長は県外出張中で「再編統合のきっかけは、三人の学長で作り上げてきた。機関として検討を進めようという態勢が整ってきたので、トップが代わろうと大きな支障がないものと信じている」とのコメントを同短大事務局が発表した。

富山大、検討方針に正式合意 09/08, 2001
 富山大、富山医薬大、高岡短大の再編統合問題で、富山大は七日に開いた評議会で、再編統合方針を大学として正式に決めた。五日の教授会で全五学部が了承し、事実上のゴーサインを出していた。

 同大は七日、具体的な検討に入る上で学内の態勢を整えるため、小沢浩学長を委員長とし、副学長、学部長など約二十人でつくる「国立大学再編統合検討委員会」を発足させた。


富山大 富山医薬大 高岡短大 県内3大学 再編統合へ <<前へ >>連載目次 >次へ