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滝沢富山大新学長が就任 11/02, 2001
 富山大の滝沢弘学長(66)が一日、就任した。文部科学省で、小野元之事務次官が辞令を手渡した。任期は四年。

 滝沢氏は、十月十日に行われた学長選挙で第十二代学長に選ばれた。専門はドイツ文学。

 風巻紀彦理学部教授(60)、塩沢和章工学部教授(55)の二副学長も一日、就任した。副学長の任期は二年。
富山大今後の運営-滝沢新学長に聞く 11/01, 2001
 富山大学長選挙で新学長に選ばれた同大名誉教授の滝沢弘氏(66)が、一日就任する。富山大はこの半年間、人文学部の入試合否判定ミス問題で揺れ、県内国立大の再編統合という課題も抱える。大学の将来を決める重要な時期のかじ取り役となる滝沢氏が、再編統合により「トップ30」に入るのは可能との見通しを示すなど今後の大学運営について考えを語った。

 −半年間の富山大をめぐる動きをどう見る。

 入試ミスとその隠ぺいというとんでもない過ちを犯した。小沢浩前学長の下で、失った信頼を回復するため一生懸命やってきたことを引き継ぎたい。全国的に国立大をめぐる情勢が動く中、富山大はどう生き残り、発展するか。大変だが、取り組まざるを得ない。

 −再編統合問題では、富山医薬大の学内で慎重論が根強いことなどから、年内の合意は難しいとみる向きもあるが。

 各大学が出した資料には、すべて目を通した。富山大については学内の委員会に私の考えを伝えてある。可能とか不可能とか言うより、とにかく年内の合意を目指して努力するだけだ。

 −すでに厳しい見通しが示されている教育学部はどうなるのか。

 (国立の教員養成系大学・学部の再編について検討している)文部科学省の懇談会が近く報告をまとめる。それが(教育学部の方向性を示す)一つの契機になる。ただ、教員養成課程が県内からなくなるということはあり得ない。県とも相談して検討を進めていく。

 −遠山プラン(大学の構造改革の方針)で示された「トップ30」に入る研究分野は、再編統合後の新大学でできるか。

 富山大の自然系の研究分野と、富山医薬大の一部を考えればトップ30に入るのは可能だし、トップ30に入れる分野をつくった方がいい。ただ、先端の研究ばかりに走っては駄目だ。ほかの学部や大学院にいる学生のことも忘れてはいけない。一般教育を重視したい。県内の三大学が一緒になればさらにユニークな、いい教養教育ができる。

 −「地域に根差した大学づくりを」という要望にはどうこたえるか。

 富山大は地域共同研究センターや生涯学習教育研究センターなどで、ほかの国立大より早い時期から地域貢献や地域への開放に力を入れてきた。今以上に、より目に見える形で貢献したい。
 トップ30構想 大学の国際競争力を高めるため、先駆的研究をしている国公私立大学の大学院の専攻を分野ごとに30選び、重点的に研究資金を配分する制度。対象は「生命科学」「医学系」「化学、地球科学」など10分野。選ばれると1億−5億円の補助が5年間受けられる。
滝沢富山大新学長を閣議決定 10/27, 2001
 富山大学長に同大名誉教授の滝沢弘氏(66)が就任し、小沢浩学長(63)が辞職する人事が二十六日の閣議で了承された。発令は十一月一日。

 滝沢氏は今月十日に行われた学長選挙で新学長に選ばれた。十一月一日に同省で辞令の交付を受ける。

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