情報化社会で「生きる力」育む
スマートフォンの普及やメディアの多様化に伴い、あらゆる情報が簡単に手に入るようになった現代。確かな情報を選択・活用できる力が以前にも増して必要とされています。北日本新聞社は、幼いころから情報化社会を生き抜く力を育んでもらおうと、子ども向け紙面の制作や新聞の読み方講座など、さまざまな教育関連事業に取り組んでいます。
子どもの好奇心に応える
ぶんぶんジュニアプラス
小中高生が興味を持てる企画をそろえた「ぶんぶんジュニアプラス」を毎週水曜、北日本新聞朝刊に4ページにわたって掲載しています。多感な年頃の子どもたちが、自分の日常と重ね合わせて共感できるインタビューをシリーズ化。科学や歴史など、親子共通の話題になる読み物を充実させています。子どもたちが主役として輝くコーナーや、社会に関心を持つきっかけとなる記事も提供しています。

新聞の読み方伝える
NIE・NIB講座
2020年度からスタートした新学習指導要領は「主体的・対話的で深い学び」を柱に、子どもたちが自分の力で人生を切り拓く力を求めています。その一環として、小中高の総則に初めて「新聞の活用」が明記され、新聞を教育に生かす「NIE」(エヌ・アイ・イー、Newspaper in Education)への期待が高まっています。
北日本新聞社では、新聞の読み方や学力アップに効く活用方法を紹介する出前講座を実施。県内の小中高校やPTA、親子サークルなどの各種団体を対象に、記者経験者らが分かりやすく解説・指導しています。社会人を対象にしたNIB(Newspaper in Business)講座もあります。

記者体験やスクラップ教室も
新聞に親しんでもらうイベントも実施しています。「北日本こどもリポーター」では、小中学生が「一日記者」となって話題のスポットや人物を取材し、文章にまとめます。完成した記事は北日本新聞に掲載し、読者の皆さまにお届けします。「新聞スクラップ教室」では、新聞を読んで気になる記事を切り抜き、専用シートに感想を書き込んでもらいます。親子で取り組んだスクラップ作品をはじめ、かべ新聞や新聞感想文を募る「わたしの新聞コンクール」なども開催しています。

