DEI宣言

北日本新聞社は2025年1月1日、社内で働く一人一人や地域社会の多様性を尊重して行動する「DEI宣言」を公表しました。宣言を踏まえた組織づくりに努め、多様な視点を生かした報道や各種事業を充実させることを通し、誰もが暮らしやすい豊かな地域づくりに貢献します。

※DEI(ディー・イー・アイ)とは、多様性(Diversity=ダイバーシティ)、公平性(Equity=エクイティ)、包括性(Inclusion=インクルージョン)を意味する言葉で、共生社会に欠かせない考え方です。

 

 

 

北日本新聞社DEI宣言 全文

創刊以来140年、北日本新聞社は報道機関として「知る権利」に応えようと、富山に暮らす人たちと喜びを分かち合い、苦しみや困難に寄り添って新聞を作り続けてきました。会社のDNAにはふるさとを思い、よりよい地域社会を実現するために行動するという理念が刻まれています。

 

富山では急速な少子高齢化に加え、都市部への人口流出が大きな課題になっています。男女の役割の決めつけなど、無意識の思い込みがもたらす生きづらさが一因とも言われます。偏見や差別が積み重なると、社会にきしみが生まれます。多様な生き方を尊重する「共生社会」への転換が求められる今、報道や情報発信の担い手である私たちが動き出そうと決意しました。

 

私たちは、多様性を受け入れて互いを敬い、高め合う組織となるため、自らのあり方を見つめ直します。経営の理念にDEIを据え、 働く一人一人が意識を絶えずアップデートし、多様な視点を報道や情報発信、事業の運営に生かします。そして、富山に関わる全ての皆さんとこの考え方を共有し、誰もが暮らしやすく、温かなつながりのある地域づくりに貢献します。そのために以下の項目に取り組みます。

 

一、性別、年齢、国籍、出身、地域性、性自認、性的指向、信条、障害の有無、経歴など、それぞれが持つあらゆる違いを認め尊重します

一、一人一人が能力を最大限に発揮できるよう業務のあり方を常に見直し、働きやすく、公平・公正に評価される職場づくりに取り組みます

一、一人一人が安心して自身の意見や思いを表現し、やりがいを持って挑戦できる環境を整えます

一、誰もが持ちうる無意識の思い込みの解消に取り組みます

一、DEI推進に向けて具体的な目標を掲げ、達成状況を定期的にチェックします

一、DEIの視点を反映した企業活動を通じて、地域にその理念を広めます

2025年1月1日
代表取締役社長 蒲地 誠

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