充実の取材・販売網 普及率は県内トップ
富山に根差して140年余り。北日本新聞社は県内随一の取材・販売網を生かし、地域のニュースを中心に国内外の出来事や生活、文化、スポーツ情報をまとめた読み応えのある紙面をお届けしています。キャンペーン報道やスクープで受賞を重ね、世帯普及率は県内トップを維持するなど、広く県民・読者の皆さまにご愛読いただいています。
地域密着の情報発信
北日本新聞の最大の特長である「地域ニュースの充実」は、県内全域にきめ細かく張り巡らせた取材網によって成り立っています。本社のほか県内外に約20カ所の取材拠点を設置。各地に身を置く外勤記者たちが、現場の声に耳を傾け、自らの知識や経験を生かしながら、公平公正で正確な情報の発信に努めています。本社の外勤部門には政経、社会、生活文化の各部があります。

読みやすい紙面づくり
現場の第一線から届く県内ニュースをはじめ、国内外から続々と入る通信社の記事を紙面にまとめるのは整理記者の仕事です。締め切りまでの限られた時間の中で、ニュースの価値を判断し、要点を端的に表す見出しをつけ、写真や図表と組み合わせてレイアウトを整えます。ユニバーサルデザインに配慮し文字を拡大するなど、誰にとっても読みやすい紙面づくりへ日々研究を重ねています。

県内唯一の新聞印刷拠点
北日本新聞は、富山市婦中地域にある制作拠点「創造の森 越中座」で印刷しています。1時間に最大18万部の印刷が可能な高速輪転機を用い、梱包、発送までを一元管理しています。県内で唯一の新聞印刷工場を持つメリットを生かし、最新の情報を毎朝、各家庭にお届けしています。
越中座は見学もできます。新聞の歴史などを紹介する「メディアプラザ」や多目的施設「北日本倶楽部」、緑豊かなビオトープなども併設され、多くの方にご利用いただいています。

安心・豊かな暮らしに貢献
刷り上がった新聞は、県内外約90の販売店で働く配達スタッフ約2400人が「情報伝達の最終ランナー」として、読者の皆さまの元へお届けしています。各販売店は、新聞紙を使ったちぎり絵やエコバッグ教室など、新聞を身近に感じられるイベントの開催をはじめ、配達網を生かした高齢者や子どもの見守り活動にも取り組み、安心・安全で豊かな地域づくりに貢献しています。

調査報道・スクープで受賞重ねる
地域の課題を見つめ、解決策を探る―。北日本新聞が報道の原点として心がけているのが、富山に軸足を置いたジャーナリズムです。政務活動費の不正追及を端緒に、議会の改革を訴えたキャンペーン企画「民意と歩む」(2016年~)など、地方自治や教育、公害を巡る報道・スクープでこれまでに4度、新聞業界の最高賞「新聞協会賞」を受賞。このほか医療や環境などの分野でも、高い評価をいただいています。私たちはこれからも、地域に密着した報道機関として、県民・読者の皆さまとともに富山のあるべき未来像を模索していきます。

